今では、転職を支援してくれる「転職エージェントサービス」の利用は普通になってきています。
- 自分の希望にあった求人を探してくれる
- 応募書類や面接の準備をサポートしてくれる
- 不採用になった場合の理由も聞き出してくれる
- 内定後のフォローもしてくれる
上記のような基本的なサービスを見ても、自分一人で活動するより助けになることがわかります。
しかし、せっかくのサポートサービスも担当者やサポート会社の対応が悪いと、転職が遅れていってしまうことも…
ここでは、評判が悪い転職エージェントの特徴について紹介していきます。
1.評判が悪いエージェントの行動の特徴
評判の悪いエージェントの特徴
明らかに希望対象外の企業情報も提供してくる
転職エージェントの質もピンキリです。登録している利用者とクライアントである企業側の双方の利益を追求した、高品質なサービスを提供しているコンサルタントも多い一方で、自社の利益だけをただ追求している転職コンサルタントも少なくありません。
中でも、とくに評判の悪さに直結するようなエージェントの問題行動の一つに挙げられるのが、登録している希望条件に明らかに合致していない企業情報を一方的に送りつけてくるという点です。
エージェントは、企業と就職希望者双方の意見が合致し最終的に就職内定が得られることによって利益を獲得しています。
このため、利益追求を第一に考えているようなエージェントの場合、就職希望者が希望している条件に合った企業情報だけでなく、登録者が所有してもいない資格を求める求人など、まったく条件に合致していない情報も一緒に送りつけてくることがあります。
希望していない企業の情報を送られた就職希望者側は困惑してしまい、余計な判断に時間を取られてしまいます。こうしたエージェントはできるだけ避けた方が良いでしょう。
担当者からの返信がとにかく遅い
転職エージェントは転職や就職に関するコンサルティング業務を一手に引き受けており、多くの登録者に対して様々な形で起業情報や転職情報を随時提供しています。
これらの情報は、基本的にはコンピュータによる自動判別で送信の判断が行われていますが、その後の交渉や仲介業務については専門スタッフが専任となり各エントリーに対応しているのが一般的です。
このことから容易に推測できるように、転職が無事内定へと繋がるかどうかは専任スタッフの迅速で的確な行動に掛かっているといっても過言ではありません。
評判の悪い転職エージェントでよく挙がる問題行動の中には、このスタッフの行動に起因している物も少なくありません。
中でも、担当者からの返信が異様に遅かったり、こちらから迅速に連絡を入れているにもかかわらず最長でも即日での返信がない場合には、利用を少し控えた方がよいでしょう。
中小零細企業の情報だけが提示される
転職エージェントも営利目的で活動している組織ですから、人材を求める企業から得られる報酬などを通じて利益を獲得しています。
このため、転職を希望する人材をいかに集められるかがポイントになると共に、より優秀な人材を登録させることができるかが大きなカギとなっており、各社ごとに様々な魅力を通じて人材確保にしのぎを削っています。
こうした人材確保の手段の一つとして広く用いられているのが、いわゆる有名企業の存在をアピールするという手法です。
全国的にも有名な企業が転職希望の人材を募っていることや、その仲介をエージェントが担っていることを声高に宣伝することで、有名企業への転職を希望する人材を中心に登録を促す一種の広告としても活用されています。
ところが、評判の悪いエージェントの中には、登録時に大手企業からの紹介事例を多数提示しているのにもかかわらず、実際に登録してみたところ、理由を付けて大手企業からの紹介を一切提示せず、中小零細企業の紹介ばかり提示してくるところもあります。
こうした行動は誇大広告と見なされる恐れもあり、利用者にとっては決して喜ばしいとは言えません。
担当の転職エージェントがおかしいなと思ったら替えてもらう
どんなに有名で口コミ評判が良い転職エージェントサービスであっても、人によるサービスである以上、担当者によって違いがあることを認識しましょう。
対応が悪いからといって他の転職エージェントサービスに都度登録していては効率が悪くなります。まずは、その転職サービスの「お問い合わせ」「カスタマーサービス」といったところで、担当エージェントの交代を依頼しましょう。
遠慮は必要ありません。あなたの転職がうまくいくことが最も重要なことですので、遠慮なく担当変更を申し出ましょう。
自分の対応も見直してみること!
担当者の変更を依頼することもいいのですが、その前に自分自身の行動も見直してみましょう。
- 自分の転職先の要望はしっかり伝えているか
- エージェントからの連絡を無視していないか
- エージェントへの礼儀を欠いていないか
相手も人間であり、同時に複数人の求職者を支援している場合がほとんどです。
- 転職の方針が明確でない
- 転職に対しての本気度が感じられない
といった場合には対応の優先度が下がってしまいます。お互いに貴重な「時間」を使っているので、最低限のマナーは守るようにしましょう。
評判の良いエージェントの利用が転職への最短ルート
転職を成功へと導くためには、転職活動を実践する時期やタイミング、事前に様々な準備を行っておく等、より質の高い行動を実践できる人ほどその確率を大幅に高めることができます。
ただ、仕事を続けながら転職活動をしたいという方のニーズを満たしてくれる転職エージェントを上手に活用すれば、日々の生活や仕事に負担をかけることなく希望通りの転職先を見つけることも十分に可能です。
また、問題行動が何かと目立つ評判の悪いエージェントを選ぶのではなく、利用者からの評判も高く希望通りの転職先が見つけやすいエージェントをいかにして見つけられるかが、転職を成功へと導く最短ルートとなってくるでしょう。