【人事の視点】大手楽器メーカーの採用人事が中途採用時に評価するポイント

学歴や転職回数はどの程度重視されますか?

学歴は基本全く気にしないが、会社が求めているターゲットによっては、大学卒業以上であったり、音楽大学卒業の方などを重要視することもある。

転職回数については30歳で5社だと気になる。転職回数で書類選考不通過にすることはないが、面接時にこの転職回数について多少深く質問はする。

応募書類の選考に掛ける時間やポイントはどこですか?

書類選考には、だいたい1名で「5分~10分(履歴書、職務経歴書含め)」を使う。応募は複数くるので、そんなに長い時間は基本的には掛けません。

履歴書では「志望動機」をしっかりと見ます。

どういった所に魅力を感じ、エントリーしてきているのか?
どういったきっかけでエントリーをしてきているのか?

などを確認し、「とりあえずエントリーしてくる」といった人材を排除するため。

職務経歴書では「結果」「工夫」「自ら行動したこと」を重要視します。

結果が出なかった時に、自らどう考えてどう工夫してどのような結果につなげることが出来たのかを知りたいからです。

「この人は会ってみたいな」と思わせる書類

「結果」「工夫」「自ら行動したこと」が端的に書かれているもの。

端的であるため、「ここに対してもっと具体的に話が聞きたい」と自然と思うため、会ってみたいと思う。

パッと見た瞬間に読みたくなくなる応募書類

とにかく長いもの。

職務経歴書を読めば、具体的な行動策や内容までわかってしまうものだと、わざわざ会っても、「何を聞けばいいのだ?」となってしまう。

もちろん、こういった内容でもスキルが十分であれば読もうとは思います。

証明写真はどのようなものはやめてほしいですか?

特に証明写真は気にしないが、会った時に写真と印象が違う(髪形が大きく変わっていた、髪色が大きく変わっていた、メイクが全然違うなど)ものは、避けて欲しい。

面接の時に気にしているポイントは?

【硬くなっていないか?】
面接ですが、お互いのことを知るための面談という感覚で臨んでいただきたいため。

【身振り手振りが適度にあるか?】
面接は(最終面接以外)お互いのことを知るコミュニケーションだと思っているので、適度な身振り手振りは印象が良い。

【相手の目を見て話せるか?】
基本的なところですが、面接でも出来ていない人は、人の目を見て話す癖がついていないと判断する。

面接の身だしなみで気になるポイントはどこですか?3つほど記載ください。

【髪型】
変にワックスをつけて臨むのはあまり良いイメージではないと思われることも多いかと思いますが、極端にセットしていなければ問題ないと思います。良い印象を与えようという、努力を感じるので
私は良い印象を受ける。

【服装】
特に指定はないが、ジャケットパンツや柄の入ったスーツなどは、やはり避けていただきたい。黒である必要はないが、最低限のTPOは考えて欲しい。

【時計】
時計をつけていないと、「普段からつけていないのか?」と思ってしまう。
時計で時間を確認しながら仕事をする癖がついていないのかと思ってしまう。

独自に面接の際に行なっていることや質問はありますか?

必ず面接の最初に私の自己紹介をするようにしています。理由は、相手の素を見るために自己開示をするためです。

面接はお互いを知るコミュニケーションの場であることの雰囲気から作っていくようにしている。

また、「弊社にどのようなイメージを持っていますか?」という質問をします。理由は、ミスマッチを防ぐため。そのイメージと実際が乖離していれば、実際の話をする。乖離がなければ、ここで働くイメージがより沸くように補足をする。

「未経験応募者」の応募があった場合、どういったポイントを評価しますか?

何度か言っていますが、前職での「結果」「工夫」「自ら行動したこと」ことを、どれだけPDCAを回して仕事をしてきたかを評価します。

前職の風土もあるが、どれだけ既存のことだけでなく、新しいことにチャレンジしたかがポイントになります。

前職の風土で新しいことにチャレンジすることがなかったとしたら、この会社でどういったことにチャレンジしたいかが重要なので。

逆質問はどれくらい重視されますか?

ほとんど重要視しない。
定型的な質問だと、あまり良い印象は受けない。

逆質問で「いい印象のもの」と「悪い印象」のものを教えてください

【いい印象のもの】
どういった方が働いていますか(男女や年齢、過去の経験など)。
どういったところが厳しいところですか。
自身が応募した職種についての追加質問。

【悪い印象のもの】
定型的な質問。
仕事にやりがいはありますか?
入社直後以外にも研修はありますか?

筆記試験は中途採用の際にどれほど重視されるのか?

基本的には、中途採用時の判断基準は「面接8割」「筆記試験2割」という考え方です。

人間性によっぽどの結果が出ない限り筆記試験の結果しだいで落とすことはない。

ただ、スキルが求められる職種だと「面接5割」「筆記試験5割」となります。これは筆記試験の時のその人のスキルを測る試験を実施するからです。

面接に来る場合には採用担当者のことも考える

中途採用の面接の時に一番大事になってくることは、「相手が何を求めているのかを理解すること」です。

単純にあなたのスキルなのか、あなたがこれまで仕事上で考えてきた考え方がマッチするか、それによって質問に答える内容や答え方が変わってくると思います。

過去やってきたことは変えられないので、過去やってきたことをいかに担当者に刺さるようにするかがポイントです。

+αにて、この会社とどうしたいか、この会社でどうなりたいかが大枠で良いので言えると会社に対する想いが伝わると思いますので、頑張ってください。

面接(最終以外)を面接ではなく、お互いを知るコミュニケーションの場と捉える方は、自然な会話のキャッチボールで面接がすすむ。

自分のやってきたことをPDCAを意識しながら話ができる。話の結論、具体的な行動策などの話が混在していない。