理系の職業の転職の場合には、自分のキャリアと企業が求める人材とのマッチングをしっかりと把握する必要があります。
企業が欲しい資格や経験を有していない場合は、書類選考に進む前にエージェントから「NG」判定を受けてしまいます。
だからと言って、自分で応募書類を出そうにも求人の有無がわかりませんし、残念ながらズレがあってはどんなに応募しても不採用が待っています。
ここでは、あなたの転職の成功率を上げるための「転職エージェント」の良し悪しを決めるポイントを紹介します。
2.その転職エージェントのサポート体制は整っているか？
転職活動の成功と失敗を左右するエージェント
転職エージェントも安易に選ぶと危険！
理系の転職は、通常業務の忙しさによる転職活動時間の確保の難しさはもちろん、キャリアの専門性の問題もあって一人では限界があります。そういった状況もあって、転職先の仕事を探す際には専門のエージェントに頼ることが多いですが、安易に相談するのは禁物です。
相談相手をきちんと選ぶようにしないと、スムーズな活動を進めることが難しくなります。短期間で新しい仕事に就けるかどうかは、エージェントの選び方にかかっています。何社も応募を繰り返しているのに一向に採用される気配がないという人は、相談相手が適切ではない可能性もあります。
もっとも重要なポイントは求人の質
初めて転職エージェントに相談する場合は、何を基準にして選べばよいか迷う人がほとんど。なんとなく良さそうだという直感で決めてしまうと、希望に合った求人が見つからないまま時間が過ぎていきます。
もっとも重要になるのは、質の高い求人を取り扱っているかどうかです。どこに相談しても同じ求人内容が見られると思っていると、大きな失敗につながります。エージェントによって、取り扱っている求人は異なっているのです。
信頼できるエージェントは、質の高い求人が多くなっています。
自分に合った求人の多さを確認
求人の質が重要なのは間違いないのですが、求人が自分に合っていなければ意味がありません。経験年数が短い人が転職しようとしているのに、ハイレベルなスキルが求められる求人ばかりを送ってこられても、ほとんど応募できずに終わります。
自分が応募するのに適した求人が多いかどうか、という点にも目を向けなければなりません。専門のコンサルタントに相談し、自分の希望をきちんと伝えることが大切です。
コンサルタントは、それぞれのスキルや希望に見合った求人探しをサポートしてくれます。
サポート体制が充実していれば安心
転職エージェントサービスを利用する場合には、あなた専任の担当者が付きます。しかし、その担当者のサポートのレベルが低いと、転職が決まらないどころか転職後に後悔してしまうような企業に転職し兼ねません。
注目すべきは担当者の人柄
初めて仕事探しをする人は、どのタイミングで相談すればよいか迷ってしまいますが、時期について絶対的な決まりはありません。ただ、早めに相談するように心がけていると、スムーズに仕事を探せるようになります。また、最初に相談したコンサルタントが自分に合わないと感じた場合、我慢して相談し続ける必要はありません。
担当者の人柄をよく見て、自分にとって相談しやすい相手を選ぶことが大切なのです。どのコンサルタントでも、知識や経験に大きな違いはありません。自分との相性がよいかどうかに注目すると、適切なコンサルタントに巡り合えます。
ヒアリングに臨むときは正直さが重要
エージェントに相談するときは、希望条件や職種などを話すことになります。これはヒアリングと呼ばれる場ですが、あまり具体的な希望が決まっていなくても不安になる必要はありません。むしろ、希望が曖昧な状況だからこそ、ヒアリングが重要になるのです。
ヒアリングでは、自分のことを誇張したり良く見せたりすることはせず、正直に答えることが大切です。コンサルタントに正確な情報が伝わることで、適切な仕事が見つかる可能性も高まります。
また、現在の悩みも含めて、あなたのありのままの状況を伝えることが肝要です。エージェントはあなたのことを深掘りすることで紹介する求人の質を上げていくので、遠慮は禁物です。
エージェントによって大きく異なるサポート
どのようなサポートが受けられるかは、エージェントによって大きく異なります。準備不足のまま仕事探しを始めた人はもちろん、十分な準備ができている人でも、サポート体制が充実しているところを選ぶのが基本です。
キャリアコンサルタントは専門の資格を持っていて本格的なサポートをしてくれるのですが、細かい気配りのような部分については違いが出てきます。
何度も話をしながら人柄を把握し、安心できる相手を選ぶことが成功につながります。人柄も含めて自分と合わないようでしたら、早めに担当変更や別のエージェントサービスの活用を検討しましょう。
